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2005.10.25 (Tue)

#10 レバークーゼン対シュツットガルト

情報遮断して放送を見た。
初めて映像で見るスキッベ新生バイヤー。
勝つことは出来なかったが・・・課題は見えてると思う。
そこを直せるかどうかでしょう。難しいけれど。

キャプテンなのねシュナ。すみませんラメはどうしたんでしょうか(汗)
おおバビッチがスタメンだ。
シュナは久々右サイドバック。
今右サイドの人材の方はいるから、その方がいいのかもしれない。
というかフリッツが調子が悪いということなのだろうか。
怪我などでなければよいが。
中盤はバルネッタとカストロ。これはどうかなあ。
カストロはボランチと言ってもずっと攻撃的だし、
バルネッタはスイス戦を見たかぎりでは右サイドのほうがいい仕事をすると思った。
ロルフェス使わないのか。
と考えをめぐらせながらキックオフ。

気が付くとボローニンが元気に走り回っている、というだけでは済まなくて、
妙に意識的に左サイドに流れている気がする。
もともとバビッチとアチルソンの左サイドで、
うまく連携して攻撃態勢が作れるほどの関係は、
まだ出来上がってないような気がするのに、
そこにボロニンがアグレッシブに入り込んできて、なんだか分からなくなっている。
ボロニンが元気良くてボールに触って頑張ってるのは認めるが、
左サイドにいることで、バビッチやアチルソンのいる位置が曖昧になるのよね。
バビッチは特にサイドに張るよりも中に入ってくる動きの方が目立ってきて、
「ここでサイドにいれば展開できるのに」っていう肝心な時に誰もいなかったりする。
バイヤーは流動的といえば聞こえはいいが、
あまり考えがなくがむしゃらに攻撃に人数をかけていて、
つながりのあるようには見えない。
だからシュツットが裏を取りやすいのなんの。
残っている人数は二人くらいで、示し合わせてなんかしてる感じではないので、
前を向いている時に処理できないとあっという間に大ピンチになる。
チャンスは少なくても決定的なシーンは圧倒的にシュツットのほうが多い。
シュツットの「守ってカウンター」なサッカーが
これほど嵌まりやすい相手チームもなかろうと思うよ。
ボロニンの気合だけが目立つまま、前半終了。

後半すぐにフライヤーに替えてロルフェス。
フライヤーは結構良かったように思ったのだけど・・・。
(でも今見たら採点は悪かったのよね)
ロルフェスが入ってバルネッタを残すということは、
バルネッタ右サイドでロルフェスとカストロのWボランチですね。
私はロルフェスのボランチは評価してますのよ(笑)
彼が入って、カストロとバルネッタの二人がときにポジションチェンジをしながら、攻撃的な動きを見せはじめた。
シュナも絡んでこの3人が右サイドのプレーを分担して組み立てていた。
左はバビッチが主に入るようになって、
ボロニンは動いてもいいけど真中を中心にしてポスト的な役割をしないさいね、
とスキッベに言われたのかしらないが、大分落ち着いて起点になる仕事ができてきた。
ボロニンは左右広く走ってボールを追いかけるし、
キープもできるのでポストとして中央にいたほうがいいと思うよ。
これで大分、バイヤーの攻撃は落ち着いて行き当たりばったりの要素が減った。

ただホッキがすごく気になるのよ。
やたらめったらと上がりすぎるのだ真中から。
アチルソンも上がるけどさ。
上がったらそれなりにシュートを打つなりプレーを切らすなり、
時間をかけてほしいのだけど、奪われた後が厳しいんだよ。
彼が上がったことで、何かしらの連携やら結果やらにつながれば問題はないのだが、
気持が先走るだけで突っ込んでいっても、他の選手とかぶったり、
他の選手がそのスペースに入れなかったりするんだよね。
バイヤーはそういう面でのバランスが悪いんだと思う。
上がるの禁止!とは言わない。
だってそれはバイヤーのカラーだから(開き直った)
でも他の選手との連動あっての総攻撃だからね。

先制点は、結果的にフリーになったバルネッタが、
アチルソンの足に当たって浮いたボールを決めてくれたので良かったけれど、
アチルソンはおもいきりベルボとポジションかぶってたのだ。
あの時はベルボの位置ではシュートにつながらなかったかもしれないけど、
繋がる場合の方が多いだろう。
FWが仕事をできるスペースは必要だと思う。

PKを取られたシーンはアチルソンを攻める向きが多いと思うけど、
でもその前に上がって飛び込んで体を躍らせてヘディングクリアーをするはずだったホッキが、思い切り空振りしたため、
難なく抜けたボールをドリブルしていった選手を止めようと、
アチルソンが後から追っかけるしかなくて犯してしまったファウルだ。
ホッキのあの手の軽率なプレーがすごく気になるのよ。
キーパーが飛び出してボールに触れなかったのと同じようなピンチな状況。
まだ後にブットがいるにしたって、
その動きが影響してアクションが遅れるということは十分考えられるじゃない。
もうそういうのは勘弁してくれよう。

ブットの脇をすり抜け危うく逆転くらうとこだったシュートは、
必死のチェイスでゴール直前にクリア。
誰かと思ったらシュナだった。
ごめん、ちょっと泣いた。

試合終了直前に、ボロニンが放ったシュートが可能性なく外れてしまった時、
バイアレナからはブーイングが起こった。
さすがに怒ったよ私は。
あれだけ誰よりも気合をいれて走り回っていた選手に対してそれはないだろうよ。

結局ホームでドローで終わってしまったが、
両方の選手たちは案外清清しげな雰囲気だったな。

スキッベは最初は仏頂面で腕を組んで戦況を見つめるだけだったが、
最後の方には大きな声を上げて指示を出していた。
こういう姿を見せて欲しいのだ。
そして戦い終わった選手たちをねぎらいながら、ファンの元へ一緒に向かい、
選手の方もいい雰囲気で監督に応えている様子が映って、
彼は彼なりにバイヤーを立て直そうと前向きに頑張っているのだな、と分かって
私もスキッベバイヤーを受け入れようと思いました。今は。
(ルディはなんか気楽そうでしたね・・・はは)

しかしシュツットのつまらない試合を面白く演出してしまうバイヤーマジック。
正反対のプレー内容を指向しつつ修正しようとしない両チームのぶつかりあいは、
まあこれはこれで面白かったのだろうか・・・。

あ、ブットは孤独なキーパーだと思っていたが今日気が付いた。
ブット、あなたは一人じゃない!!
ポストと一緒よ!ポストにも今日は2.0を進呈したいわ。
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