2017年10月 / 09月≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫11月

2010.08.04 (Wed)

本棚:『リリー・フランキーの人生相談』ほか

W杯前・W杯中・W杯後の記録。
本くらいはサッカーと関係のないものを。

『創るセンス 工作の思考』:森博嗣(10.02)
手を使って何かを作り出す、というところから始まるいろいろな感覚が
今どんどん失われていることに対する痛切な危機感。
私もよっく分かる。
手先で覚えて行く、身体が考える、試行錯誤の中に道を作る、
失敗しても視点を変えて工夫していくと思いもよらない場所にたどり着く。
そこに正解や終わりはない。
でも確実に自分のキャパが広がっていく。
モノを作れば簡単に分かることだ。
でもモノを作らない頭でっかちには、永遠に分からない。

『A型 自分の説明書』:Jamais Jamais(08.04)
図書館にひょっこりあった。
B型は自分のことなので「そうそう、なんで知ってんだよ」と思い
AB型は「へーそんな考え方なの?」と思って
両方ともスルスルスルと読み終わったが、
A型の本は「ホントにそんな考え方なのか!!」
とイライラしまくり一向に読み進まなかった。
ショートカットの出来ない人が私は苦手だ。

『通販な生活 一生を1ギガで追えないための買い物学』:日垣隆(08.04)
日垣氏って読めない人だ。
こういうの懐が大きいって言うんでしょうか(笑)
何でそんなに沢山欲しいのか分からないが、
家庭用トランポリンはちょっと惹かれる。
置く場所もやる場所もねーよ。

『顔面採集帳』:チチ松村(98.07)
W杯の最中だったので、くだらないものが読みたくなって再読。
街で見かけた特徴のある顔だちの人をこっそり尾行して、
その習性や性格を探る、というバカバカしい記録。
濃い人が多いのも土地のせいなのか?
やわらかい文体の中にはさまれる関西弁の会話がイイ味。

『フリーターズ論争2.0 フリーターズフリー対談集』
:フリーターズフリー編(08.05)
現代の問題について現場に近い人たちが語る。
貧困や格差や承認や、その場にいる人にしか見えない問題がたくさんあるが、
立場としてどこまで同じにならなければ語る資格がないのかと言いだすと、
結局何もできなくなっていくのかなと。
たとえば野宿について語る時、その人は野宿をしなければならないのか、
そして一時的に野宿を経験してみるだけの人は、
実際に今野宿をしている当事者とは、やはり立場が決定的に違う。
真面目さと潔癖さに縛られるとせっかく見えるものも見えなくなりそうだ。

『サブカルチャー最終審判 批評のジェノサイズ』:宇野常寛・更科修一郎(09.10)
ゼロ年代のサブカル状況が俯瞰できて面白かった。
さすがに出てくる単語に分からないモノが増えているな。
↑を読んだ後に雨宮処凛系の書き手を「ヒガミ系」とくくるのに爆笑。
批評は結局読み手にとっては、
自己正当化のためのツールとしてしか機能してない、な指摘に唸る。
隅々まで濃厚で刺激的な本。

『表現したい人のためのマンガ入門』:しりあがり寿(06.07)
新書という媒体のせいなのか、表現する、何かを描く、ために
売れることやマネージメントの範囲にまで話が及ぶのが今の漫画入門本だなーと。
サラリーマンしつつ漫画描いてたしりあがり寿らしい内容。
でも彼の漫画も初期のしかちゃんと読んでない気がする。
持ってるはずの『エレキな春』が行方不明(涙)

『リリー・フランキーの人生相談』:リリー・フランキー(09.10)
東京タワー?読むかよそんなもん。
な私はこういう本はしっかり読む。
実際に会って相談にのる、というスタンスが凄い。
身も蓋もなくずばっと見抜く鋭さが面白すぎる。
男の悩みより女の悩みの方が混沌としていて掴めない。
説明しても何だか分かんないところが。

『再婚生活』:山本文緒(07.05)
読みたい本をダラダラと探していて、
老いや死について書く作家が増えたなーと思うのと並行して
「この人も鬱だったのか」と驚くことが多い。
彼女のエッセイは好きでわりと読んでいるが、
この本はなかなか気持ちが揺れる本だった。
この病気ってまわりに理解されにくいだろうな、と読みながら思った。
本人も辛いんだろうが、支える周りの人間も大変なんだろう。
でも読んでいると、むしろそこが分からなくなっていく。
余裕があるからこういう生活が出来るんじゃないかとか、
男の人って優しいなあとか。
鬱は体に合う薬を見つけることが出来れば完治できる病気。らしい。
慌てずゆっくりじっくり自分と向き合うことが必要なんだろう。
スポンサーサイト
22:16  |  蛸足図書室  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

Comment

コメントを投稿する

Url
Comment
Pass  編集・削除するのに必要
Secret  管理者だけにコメントを表示  (非公開コメント投稿可能)
 

▲PageTop

Trackback

この記事のトラックバックURL

→http://takoashiattack.blog8.fc2.com/tb.php/1572-939484a3

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

この記事へのトラックバック

▲PageTop

 | HOME |