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2010.07.01 (Thu)

愛すべきチーム

決勝トーナメント 日本対パラグアイ

120分+PKの激闘のあと、
まだ最後の気になる試合があったのでニュースを見るのもままならず、
夜になって録画していたポルトガル対スペインの勝敗を見届け、
その後で日本代表の試合後の、
スカパの分析やオシムの言葉なんかをじっくりと見つつ、
ふと
「今見るべきは、民放でもなんでも選手のコメントや表情や
試合後の様子なんじゃないだろうか」
と気がついたときにはもうそのへんの番組があらかた終わっていた時だった。
バッカだなあ。冷静に分析なんて見てる場合じゃないよ。

な感じで、相変わらずちょっと乗り遅れているのもんさんです。

以下とりとめなく。

PK戦ってのはやっぱりイヤなもんです。
のし掛かるものの大きさに対して、
運の含量、天の采配などの不確定な要因が多すぎて
まったくもって割に合わない。
選手一人が引き受けるにはあまりにも理不尽な重さ。

それでもなお、蹴ってこそ、なのだと思う。
あの大舞台での経験は、何物にも替えがたいだろうから。
誰もが立てる場所ではないのだ。

120分のハードなガチの勝負。
チームワークで支えあう気力と体力。

攻撃だけしか持たないチームは上に上がれない。
勝ちあがるにはまずしっかりした守備のベースが必要。
そしてその上を目指すには、
守備を当然の基礎とした上での攻撃が必要なのだと思った試合だった。

決して日本代表の戦い方が守備的だったと言っているわけではありません、
というか、
あの前線からの積極的なプレスを見て、
守備的だと思うのはどういうセンスなのだ?
日本がやっていた守備は攻撃への第一歩です。

この大会に、私が知ってる過去の日本代表の姿はもうなかった。
パスをこねくり回してゴールの周りを徘徊するだけ。
失敗を恐れて決定的な仕事を先延ばし。
簡単にカウンターを食らって、
画面に映ってるのは敵味方合わせて3人か4人だけ。
相手とぶつかることを避けて大周りするドリブル。
相手に取られるのを恐れて意味なく後ろで回すボール。
日本のイヤでしょうがなかったこういうビビリプレーは、
大会に入ってまったく見られなかった。
日本代表のサッカーは全く違う物に変わって、
他の国と十分にタイマン張れるサッカーになったと思う。

チームがまとまりを見せて、支えあって一緒に上がっていくのを
リアルタイムで見ることが出来たのは、本当に驚きだった。
自分の代表なんだと思って、感情移入して試合を見たのは、
初めてかもしれない。

挑戦がここで終わってしまったのが本当に辛い。
もっともっとこのチームの試合を見たかった。

今日のジャンルカなうで、クラッキーが
「この試合をつまらないという人がいる」
と言ってたが、そんなこと言うヤツがいるのかっ!!
点の入らない中に、ぎっちりと凝縮されたお互いの闘いが、
局面局面でギリギリの攻防を続けていたのに。
確かに守っている時間も多かったが
体の入れ方一つ、間合いの取り方一つ、タメの入れ方一つに
沢山の見どころがあったと思う。
サッカーは笑って楽しく魅せるものだけではない。
大体ピッチの22人が全員楽しいサッカーしてるわけがないのだ。
笑ってる選手の横には笑う余裕のない思いをしているヤツがいるのだっ。

今回得た感情はJリーグに繋げてほしいと、色々な人が言う。
そうなんだろうな。
それでなければ、今日の代表は単なる思い出になってしまう。
とはいえ、
Jに繋がらないであろう自分のココロ。
なんかこう、Jは「地域」とかもっと自分と不可分の要素がないとイケナイんじゃないか、
と思っている妙にケッペキなのもんさんなのです。
実際のところはJにしたって「ただ好き」でいいんだろうが。

海外のサッカーの方がよっぽど気楽で敷居を低く感じるのよね。
矛盾するようだが、夢中になっていても一定の距離がある。

ちょっとズレてきた(笑)

きっと今大会一番心に残るのは、
日本代表の挑戦だと思う。
愛すべき代表、誇れる代表だった。

そんなこと、にわか日本代表サポ(この期に及んでなおサポか?と自問)な
自分が言ってもいいの!?
今まで見向きも期待もしてなかったくせに、
澄まして何言っちゃっってんの?

でも言ってしまいたくなるくらいの驚きをもらったよ。
凄いよ日本代表。
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テーマ : FIFAワールドカップ - ジャンル : スポーツ

タグ : ワールドカップ南アフリカ大会 日本代表

01:30  |  2010WC  |  トラックバック(0)  |  コメント(2)

Comment

この試合は、なぜか持っている2002年版の日本代表ユニと、2006年にタカネさんから頂いた応援マフラーでテレビの前で本気で応援しました。

>そんなこと言うヤツがいるのかっ!!
のもんさんのこの記事で、やっとほっとしました(笑)
というのも、ドイツのメディアはみんな、日本の戦い方について、ディフェンスのことぐらいしか言わなかったから。
そして、この試合も「レベルの低い試合」とテレビではみんな口をそろえて言うし、一緒に見ていたドイツ人の隣人など、「退屈だ」「眠りそう」と散々で、かなりむかついてました。
でもこの試合はZDFの放映だったのでまだマシだった。
「この試合を面白がるのは、戦術に興味ある人だけだろう」 と、解説者のカーンは中立的な発言でした。
日本対カメルーンなどARDだったのでArschlochのネッツァーが日本の試合内容を馬鹿にして 散々言いたい放題だったので、音声を切ってしまいましたよ。

日本代表は、今回のWMのもっとも大きな収穫でした。このパフォーマンスで、私の中の「サッカーが好き」という気持ちと「私の故郷」という意識がひとつになったような感じがします。
MOGUNCIANA |  2010.07.07(水) 07:32 | URL |  【編集】

MOGUNCIANAさん

お久しぶりです!
ドイツメディア的にはあまり面白くない試合だったかもしれませんね。
どんなのが好きなんだよって話もありますがw

「つまんない」が国内の発言なのかどうか、
あまりニュースを探してないのでよく分からないのですが、
でも力がまだまだ足りない国が、
決勝トーナメントで時間いっぱい踏ん張っている試合って、
見ているうちに目が離せなくなりそうな気もするんですがね。

確かに内容的にはチャンスの潰しあいで、
派手なパフォーマンスは期待できず、
「戦術に興味のある人だけ楽しめる」ってのは核心付いてるかもしれませんね。
当事者でなければ、どうでもいい対戦でしょうし。

でも自分のことでいえば、
日ごろたいして気にしてない日本代表に、
ここまで熱くなれたのは、
はっきりと驚きでした。
MOGUNCIANAさんにしても「故郷」と「サッカー」が繋がった、
大きな大会になりましたね。

あと「勝つ」って本当に力を与えるんだなあと、しみじみしちゃいました。
のもん |  2010.07.07(水) 11:33 | URL |  【編集】

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