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2012.08.09 (Thu)

本棚:『君がいない夜のごはん』ほか

だいぶ前に出来上がってたのにアップするの忘れてた。
旅行でしばらく更新できないので置いてきます。
蛸足で何度も目にする著者名が。

『ドリカム層とモテない系』:能町みね子(11.10)
シリーズ3作目らしい。
ドリカム層へのイラダチをつづる。
モテ系は無関係でもドリカム層は近親憎悪的な距離感があるからな。
だいたい数が多いので日々接触する機会も多い。
ドリカムも無理なんだが、現在それに続くものとして
「いきものがかり」の名前が出てきた時に爆笑する。
私がなんであのグループがダメなのか分かったよ。もちろんドリカムもだけど。
とはいえモテない系もめんどくさいがなー。
「人見知り男子」なんてファンタジーが
自分のところに回ってくるのを妄想しててもしょうがないじゃん。
各言葉の定義については本を見てください。

『ホリエモン×ひろゆき 「なんかヘンだよね・・・」語りつくした本音の12時間』
:堀江貴文・西村博之(09.09)
私の中で堀江貴文は「セクシー写真集の人」だ。
まだイケイケだった時、タレントや女子アナと絡む企画で
二言目には「ブログやってセクシー写真集作れば」なことを言ってた気がする。
まとめて対談を読んだのは初めてだが、
思ってた以上に欲望が凡庸だったのにがっくりする。オッサンだな。
別に斬新な視点からの提言、みたいなもんはない本でした。量で損してるかも。

『なんでコンテンツにカネを払うのさ?
デジタル時代のぼくらの著作権入門』:岡田斗司夫・福井建策(11.12)
ネットで簡単に同じものがコピーされていく時代の著作権。
もはや誰にとっても身近な問題なのだと思った。
プロにとって怖いのは、違法にコピーされることよりも
多くのアマが無償で作品を発表することなのかもしれない。
今ある著作権の形態を見直しつつ、
どうクオリティを保つのかが最大のポイントだな。
ネットを通じて膨大な量の作品が流れていく中で
むしろライブの希少性が上がる、というのは確かにそうだと思う。

岡田斗司夫が言う「作品は趣味で、お金は仕事から」なんて
まずちゃんと仕事がなければ成り立たないし。
そしていくら作品が基本だとしても、
発表の場を提供するプラットフォームが絶大な力を持っているのも確か。
アカウントを取り消されたらなすすべはない。
考えることはたくさんあるなあ。
福井建策という人の本はもう少し読んでみたい。

『真実真正日記』:町田康(06.10)
エッセイ系日記に見せかけて小説。
筒井康隆を思い出す。
ネットという簡単に発表できる場所がある中で
趣味で小説を書く人の中には、
こういう雰囲気の文体や展開を特徴として書く人も
きっと山ほどいるんだろうな。知らないだけで。
町田康のこの本は、その中でも際立って上手く出来たもの、のような気がする。
筒井康隆ほど破壊的でなく、筒井康隆ほどギャップのある展開もない、
適度に気持イイ振り幅で、ちょっとしたズレを味あわせてくれる。
千手観音のくだりとか笑ってしまった。
最近このテの本を読んでいなかったので懐かしく心地よかった。

『君がいない夜のごはん』:穂村弘(11.05)
もう何冊目だ彼の本を読むのは。
名人芸の粋ですね。
誰もが心の隅に持っていて、誰にも言わずにいる気持。
いつもしているけれど、人には言えない生活習慣。
それがバレたらどうしようかとビクビクする気持。
バレてから分かる、実はそんなの自分しかやってなかったという衝撃。
ちまちまとしたレベルで日々繰り返される小さな事柄を
きちんと拾って面白く読ませるのはさすが。
今回は「食べ物」に的を絞っているが、
わあ食べてみたい、とか読んでても思わないのがすごい。
「我が皿洗い」とか、結婚しても何も変わらないところもすごい。
でもちょっと、そろそろ、どうなんだろう穂村さんて、と思い始めている。
多分、角田光代さんとの対談集を読んだらすっきりする気がする。
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21:43  |  蛸足図書室  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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