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2014.01.11 (Sat)

本棚:『ぼくがいま、死について思うこと』ほか

年末から年始にかけて読んでいた本。

『オーケンの、このエッセイは手書きです』:大槻ケンヂ(13.04)
以前読んだ『人として軸がブレている』の間にもう1冊あるようだ。探さないと。
大槻ケンヂの文体は、私にはちょうどよくて読みやすい。
震災のあったあとに書かれた文章に、
当時の自分の違和感も重なって唸ってしまった。
もしも自分がそういう状態に置かれた時に、
自分を救うのはきっと紋切り型のシンプルなメッセージソングではないはず。
それが必要なほどダメージを受けている時もあるかもしれないけど
それでも自分を動かすのは、
きっともっと斜に構えたヒネクレたモノである気がする。
年取ってからのロック老人ホーム、サブカル養老院は需要が山とあるはずだ。
でも棲み分けを間違えるとめんどくさそう~。

『踏切趣味』:石田千(05.02)
私が石田千の本を読む2冊目。彼女の出した2冊目の本になるのかな。
まったりしすぎて、前に読んだ『役たたず、』ほど深くなる文章はないが
気持を波立たせず、イイ人な気分になりたい時にはいいかもしれない。
平成に出ている本とは思えない。

『ぼくがいま、死について思うこと』:椎名誠(13.04)
本屋で平積みになっていたのを見て驚いた。
椎名誠もついに死について書く時が来たのかと。
本の帯の写真は、69歳であってもあいかわらずカッコよかった。
老けたようにも見えないし。
自分が若いころから知っている人たちが
年を取っていく現実がどんどん近付いてるのを感じる。
チベットの鳥葬、モンゴルの風葬、
名前だけで想像する、自由で自然に還るようなイメージと違い
実際に執り行われる葬送は、そんなに美しいばかりではない。
他の国の葬式事情などを読んでいると
何が良くて何がやりすぎなのか分からなくなるが
そういうのを知るのは面白かった。
椎名誠の、これまで「死んだかもしれない状況」の羅列が凄すぎて
ホント、よくここまで無事だったなと思う。

『養老孟司の旅する脳』:養老孟司(09.03)
養老さんの本は、発表する媒体の掲載スペースにもよるのだろうが
「あともうちょっと突っ込んだところまで読みたい」
という直前で終わってしまうものがある。
示唆に富むネタがあるのに使いきらずに次のモノに移ってしまい
読んでいて物足りなさを感じてしまう。
そこからは自分で考えなさいということなのかもしれない。
地に足のついた養老さんの言葉は、いつ読んでも気持が良い。
身体を変えるのは難しいけど、頭や気持なんてすぐに変えられる。

『学生時代にやらなくてもいい20のこと』:浅井リョウ(12.06)
文体だけでは、女性か男性か分からなかった。
というか、またネットで遊んでばかりいる女性なんだろうなあ
と思って読んでいたら男性だった。
ネット経由の文体は、誰が書いても同じような感じになるな。
サブカル雑誌の読者投稿が同じような文体になっていくのに似てる。
面白い文章だとは思うけど、言い回しが盛りだくさんすぎて、本になるとクドイ。
たぶんパソやスマフォで短い分量で読んでいる分には、
ちょっとひねって気のきいた文章、になるのかもしれないが。
ツイッターやらスカイプやらスマフォでどこでも写真やら
使う道具は新しくなっても、学生がやってるバカの質はいつの時代も変わらない。

さて次の本を仕入れてこなければ。
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10:31  |  蛸足図書室  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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