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2017.01.11 (Wed)

本棚:『主夫になろうよ!』ほか

頭を使いすぎたので、反動でゆるい本ばかり読んでいた。
去年の秋ごろに読んでたもの、だったかなあ。
書いてそのままになってました。

『長くなるのでまたにする』:宮沢 章夫(15.03)
宮沢さんの本をちゃんと読むのは初めて。
Eテレの「ニッポン戦後サブカルチャー史」を見てて、
こういう人なのかと分かって読んでみた。
文章の長さがまちまちなところがいい。
長く考察するよりも、
短く、尻切れな感じで終わる文章の方が面白い。
どのネタも、ユルさが半端なく、
文体がちょうどいい硬さとやわらかさ。
淡々としてるのが可笑しさを誘う。
こういう抑え目の文章で、どうでもいい話を書く人はとても少ない気がする。

『「ブス論」で読む源氏物語』:大塚ひかり(00..01)
再読。『源氏物語の身体測定』の文庫版。
読むものが手元になくなると、源氏物を読みたくなる。
末摘花ってデブじゃなかったのか。

『お家賃ですけど』:能町みね子(10.07)
男性から女性になる間のエッセイ。
淡々としていて読みやすいなと思ったら、
mixiの日記を再編したものらしい。
メディアに注目される以前の神楽坂の中にある
時間が止まったようなアパートでのくらしの話。

『主夫になろうよ!』:佐川光晴(15.02)
家庭での仕事は、どちらかが負うのではなく、
両方ができたほうがいい。
掃除、洗濯、料理は、
家族の健康、家族のシアワセにダイレクトに繋がる仕事。
やるほどに頭も使い、感性も鋭くなり、技術も上がる。
「自分が作ったもので、子供が大きくなる」
これほどのやりがいはない。
男性側の視線で主婦(主夫)の仕事を見直されると、
ないがしろにされている、当たり前だと思われている家での仕事の多くが
それこそ自分にしかできない、意味のある仕事なのだと分かる。
「作家という職業だからできるんでしょ」と関係ないものと思わず
自分だったらどう対応するか、と考えるところからはじまる。
なんにしてもゴハンひとつも作れない人に、
仕事がちゃんとできるとか思わないんだけどなー。

『日本の居酒屋文化 赤提灯の魅力を探る』:マイク・モラスキー(14.03)
いわゆる外人風筆名なのかと思ったら、ほんとのアメリカの方だった。
文章、内容からはぜんぜんわからない、
実体験に基づくディープな飲み屋の紹介と分析。
なかなか入るには勇気のいる場所ばかりだけど、
興味深い飲み屋がたくさん。
自分で感性を磨いていくこと、見る目を鍛えることの面白さ。
「メディアやネットで居酒屋を語るときに料理の話ばかり」という指摘に、確かに。
場を楽しむには経験が必要だなー。

『今日も嫌がらせ弁当 反抗期ムスメに向けたキャラ弁ママの逆襲』:ttkk(kaori)(15.02)
頭が下がります・・・。
インパクトだけではなくちゃんとおいしそう。

『第2図書係補佐』:又吉直樹(11.11)
ブックガイドでありつつ、自身のエッセイでもある。
ふたつが同時に楽しめるお得な1冊。
以前読んだ『カキフライが無いなら来なかった』『まさかジープで来るとは』の中に
又吉さんのエッセイも入っていて、それもとても面白かったんだよね。
私はあまり小説を読まないので、このガイドは視野を広げるのにいいかも。
新旧関係なく、いろいろ入っているのが面白い。
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テーマ : 最近読んだ本 - ジャンル : 本・雑誌

14:12  |  蛸足図書室  |  トラックバック(0)  |  コメント(0)

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